Salesforceで重複している可能性があるレコードを、レポートで一覧表示できたら便利だと思いませんか?「あれ、昨日も電話をもらった気がする」「あれ、この前もメールを送ったような…」「あれ、以前セミナーに参加されていたはず」このような状況は、不要な確認作業や二重対応を生みやすく、場合によってはお客様からの信頼を損なってしまう原因にもなりかねません。もちろん、各レコードページを1件ずつ確認すれば重複の有無を把握することは可能です。しかし、管理しているレコード数が多くなるほど、その作業は現実的ではなくなっていきます。そこで本記事では、重複している可能性があるレコードをレポートで可視化する方法をご紹介します。完成イメージこのように、重複しているレコードを一覧で管理できるようになります。重複レコードを継続的に整理していくことで、データベースの健全性が保たれ、活動履歴やキャンペーン履歴なども1つのレコードに集約されます。結果として、「これまでにどのような接点があったお客様なのか」を正確に把握できるようになります。それでは、具体的な設定手順を見ていきましょう。設定手順レポートタイプを作成する[設定]>[クイック検索]からレポートタイプを検索します。[新規カスタムレポートタイプ]をクリックします。今回は重複しているリードを出しますので、主オブジェクトに[リード]と入力します。[詳細]に任意の内容を入力します。サンプルでは下記のように入力します。表示ラベル:重複しているリードAPI参照名:DuplicateLeadRecords説明:重複しているリードカテゴリ:その他のレポート[可用性を設定]では、このレポートをすぐに使用しない場合は「開発中」を選択します。今回はすぐに使うため「リリース済み」に設定し、次へ進みます。次に、レポートレコードセットの定義を進めていきます。[クリックして他のオブジェクトと関連付ける]をクリックします。表示された検索窓に「重複」と入力し、表示される[重複レコード項目]を選択します。これにより、リードオブジェクトを親として、その配下に紐づく重複レコードもあわせて取得できるようになります。ここまで完了したら[保存]をクリックし、レポートタイプの作成は完了です。ここまででレポートタイプの作成は完了しました。次に、このレポートの使い勝手をさらに向上させるおすすめ設定をご紹介します。おすすめの追加設定重複しているレコードが2件存在する場合、マージ作業を行ってレコードの件数が1件になったとしてもSalesforceの仕様上、そのレコードは引き続きレポートに表示されてしまいます。そのため、「すでにマージが完了して重複が解消されたレコード」と「現在も重複しているレコード」をレポート上で判別できない、という状況が発生します。そこでここからは、現在も重複しているレコードのみを表示できるレポートを作成するための設定方法をご紹介します。まずは、重複レコードオブジェクトにレコード件数を表示する新しい項目を作成します。[オブジェクトマネージャー]>[クイック検索]から重複を検索し、[重複レコード項目]を選択します。次に、項目を新規作成します。[項目とリレーション]>[新規]項目のデータ型は[数式]を選択し、次に進みます。続いて、項目の基本情報を以下のように入力します。項目の表示ラベル:レコード件数項目名:RecordNum数式の戻り値の型は[数値]を選択し、オプションの[小数点の数]は0を指定して次に進みます。数式エディタでは[高度な数式]のタブを選択します。[項目の挿入]>[重複レコード項目]>[重複レコードセット]>[レコード件数]>[挿入]を選択し、数式に反映させます。次に、作成した項目をカスタムレポートタイプに追加します。カスタムレポートタイプは、新しく項目を追加しても自動ではレポートに反映されないため、項目の作成後に手動で追加する必要があります。[カスタムレポートタイプ]>[レイアウトを編集する]検索窓に「件数」と入力し、表示される[レコード件数]を選択して項目を追加してください。この状態で保存すれば、レポートで[レコード件数]が使用できるようになります。最後に、レポートの表示条件を設定します。レポート画面の[条件]で、以下のようにレコード件数を指定します。項目:レコード件数演算子:>=種別:[値]2この条件を設定することで、レコード件数が2以上、つまり現在も重複しているレコードのみを表示するレポートになります。その結果、マージ作業が完了して重複が解消されたレコードはレポートから自動的に除外され、対応が必要な重複レコードだけを効率的に確認できるようになります。まとめいかがでしたでしょうか。本記事でご紹介したレポートを活用することで、重複レコードの確認やマージ作業を、より正確かつスピーディーに進めることができます。データの品質を保つことは、営業・マーケティング活動の土台となる重要なポイントです。ぜひ日々の運用に取り入れてみてください。また、AccountEngagementの運用でお困りのことがございましたら、お気軽に下記のフォームよりお問い合わせください。